いつからか?多分ツアーの移動ですかね。
特に電車だとか飛行機に乗っても寝れないタイプなんで、文庫本を
よく睡眠導入に使ってたんですがそれが逆にハマっちゃって余計に寝れない?
でも楽しくなってきて、終いには寝るのが勿体ないみたいな。
時代劇、人情ものから、最近わかったんですがどうやら江戸っ子気質が
好きなんですよ!
かっこいいですよね。

世の中、男も女も江戸っ子気質があると、こんな良い事はないのですがね。
さっぱりしてて、人情深くて、結局面倒見がよくてね。

私は全く江戸とは関係ないむしろ上方ですから神戸市三ノ宮で生まれて
バリバリの関西弁ですから、しかし江戸っ子気質にハマってます。
東京の浅草や笑点をみても何とも思いませんよ。
好きな人はごめんなさいね。

そう言う形にハマってはなくて人間性に感動を覚えます。
例えば小説で言うと、子供の引ったくりが居ました、ある凛々とした
女将さんの巾着を子供が引ったくった。

「大変だ!」

巾着の中には小粒で十一両ものカネが入ってた尋常ではない、追いかけて
追いかけて、しかし子供は人混みに紛れていない。
そこで馴れてない新しい草履をはいた女将は足を痛めてうずくまる。

通すがりの若い衆が近寄り助けるのか、下心なのか、女将と押し問答。
結局番屋に連れていかれたら、何と子供が捕まってた。
自身、番小屋の親分が女将にいくら取られたと聞く。

女将は勿論小粒の数々を入れて十一両細かく言うものの、全く当たりな
訳ですが、十両以上のカネを盗んだ者は老若男女とも死罪な時代。

思わず女将はその子は

「私の息子の大二郎です」

って、すごいでしょう!
つづきはもっと凄いよ。

これは山本一力さんの「いかだ満月」の一節。
長くてすみませんが、人情がまた人情を呼んで不幸になったり幸せになったり、
人生あーこりゃこりゃが好きなんですね。

そう言えば、こないだ亡くなられた18代目中村勘三郎さんは、江戸っ子気質
だったですね。
本当にもっと見たかったです。

と言う訳で下らない話しをだらだらとすみませんでした!